フルーツについてFruits
見渡す限りのパイナップルばたけ
木漏れ日に揺れるパッションフルーツ
枝をしならせて実る大玉のマンゴー
沖縄の果実は
のんびり進む時間と力強い太陽、薫る海風と大地
そして、毎日じっくりと生長を見守る人々が育てた
沖縄の宝物です。
マンゴー
沖縄県 国頭郡 今帰仁村
旬がきて収穫するときに吸い込む、
甘い香りに惚れて続けています。
今から40年前、先代が、小さな苗木からマンゴーづくりに取り掛かりました。それからずっと、暑さ寒さを気にかけて、葉っぱのツヤを確かめるのが日課です。
実がついたら、まんべんなく光が当たるように、人の手で枝をひろげます。日々、大きくなっていくのが嬉しい。旬がきて収穫するときに吸い込む、甘い香りに惚れて続けています。
パイナップル
沖縄県 国頭郡 東村
大切な土に、くすりは使いたくないから、
草は手でとる。
パイナップルは、酸性の土でしか育ちません。
大切な土に、くすりは使いたくないから、草は手でとる。
植えつけてから収穫までの2年間、草取りを続けます。
日照りにも台風にも負けないパイン。
太陽があればあるだけ、暑ければ暑いほど、
沖縄だから、美味しくなります。
パッションフルーツ
沖縄県 国頭郡 本部町
自分が好きだから、
人にも食べてもらいたい。
うりずん(※)の頃の挿木から始まり、1年かけて実らせます。
季節が巡って冬になり、花がほのかな上品な香りで
「咲いてるよー」と知らせたら、
ひとつひとつ、手作業でおしべからめしべに受粉。
受粉してから実がつくまでに60〜70日。
赤く染まった実が自然にポトリと落ちる日を楽しみに、
ミネラルたっぷりの海水や糖蜜・魚のタンパク質を
集めてつくった自家製発酵肥料を与えています。
※沖縄では、春分から梅雨入りまでの時季を「うりずん」と呼びます。